3/30/2013

他人との「縁」、家族との「縁」


他人ってやっぱり他人なんだよな。家族の「縁」ってのは「切っても切れない」とも言うもので、どんなに信頼が無くなろうと、裏切られようと、ガッカリしようと、「縁」ってのは切れないし切られない。余程の事が無い限り。その、例えば事故とかで死んだ時もやっぱり家族が来てくれるんだろうし。法的にも、家族は家族。良くも悪くも、家族の縁は切れない。そういう意味でこの「縁」に優る物はないんだなって思う。

いくら結婚していても、相手は他人。自分の親や子とは違って、結婚相手は他人。この結婚によって成立してる「縁」てのは簡単に切れる事もあるものだと思う。信頼を無くしたりでさ。同じ「家族」でも結婚関係を解消する方が自分の親や子との家族関係を解消するよりよっぽど楽なわけだし。そもそも親と子は血が繋がっているから「切っても切れない縁」なんだよね。だから血が繋がっていない人同士が繋がっているものなんてのは、信頼や愛でしかないんだよね。そしてその信頼なんてのは信頼でしかない訳で、信頼が無くなれば関係も切れる。愛なんてのも愛が無くなれば切れる。

それと友達との縁なんてのは尚の事。友達との縁なんて物は簡単に切れる。「こういう奴だったのか」と思ったり思われたりとかそんな理由で。

だからそう考えると、人と付き合っていく中で、相手が男の人だろうと女の人だろうと、友達だろうと恋人だろうと、その人との縁は自分からにしろ相手からにしろいつでも終わる事があるんだなと思うと、それは一種の怖さである。家族に対してはちょっとした一言でもし相手を傷付けちゃってもそれで縁が切れるとかはなかなか無いと思う。「クソババア」と呼んだり、「死ね」と言っても許してもらえると思う。でも友達や恋人、結婚相手ってのは自分の一言で縁が切れちゃう事なんてある。家族は本当の俺の姿を知っている訳で、俺がぐうたらの部分があるのも理解してるし取りあえずは認めてくれてる。でも例えば結婚するとなったらこうじゃいられない。

でも普通にいったら俺の親の方が先に死んじゃうんだよな。距離的な意味でも心の支えとしての意味でもいつも近くにいてくれた、そしてこれからも死ぬまでいてくれるであろう親も、俺より先に死ぬ。そしたらそういう切っても切れない縁を持てる人は誰もいなくなっちゃうんだね。それまでに結婚しているかも知れない。子供もいるかも知れない。でも相手は結局他人。いつでも自分で、そして自分の為にいてくれているのは自分自身だけ。だって突き詰めれば親でさえ他人なんだし。生まれるのも死ぬのも独り。

Kouhei - Mar 30 2013 10:21PM

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