同じ植物でも食べられない物もある。甘さや苦さも全然違う。ゴーヤーを食べてて思った。ゴーヤは食べ物とされてるけど、あんな物他の野菜や果物と比べたら全く違う。むしろ食べ物じゃない方に近いと思う。まずあの形。ゴツゴツしてて綺麗じゃない。宇宙には「綺麗さ」に法則みたいなものがある。一般的に、丸い物は美しい。無駄がない形でもある。しかしゴーヤーはどうだ。ゴツゴツしてる。その点でゴーヤーはまず、見た目からして美しくない。次に味。苦い。こんな物好き好んで食べるのは人間くらいだろう。見た目も赤みたいに鮮やかな色で追いしそうでもなければ形もちょっとグロテスクですらあり、味は苦いと来た。これはヒト以外の動物は食べない、つまり「食べられない物」でしょう。
俺が思うに、ゴーヤーは形と色と味からしても動物に「食べられないように」出来てるんだと思うの。植物によってはその果実とかを動物に食べられる事によって種の拡散範囲を広めて繁殖する物もある。だから色も綺麗で美味しそうで、味も美味しいのは動物から「食べられるように」出来てるんだと思うの。
結果的に、苦くてもグロくても栄養がある物とかを勝手に食べ物としたりってのを俺ら人間が勝手にしてるだけで、そういう苦い物は本来、その物自体としては食べ物ではないと思うんだ。猫が食べる草も、猫にとっては食べ物(毛玉吐きのための)だけど、人間は食べない。あれだって食べれば何かしらの栄養はあるはずだけど。猫の餌だって、衛生的にも栄養的にも成分的にも人間が食べても何も害がない物さえも、「人間の食べ物」ではないとされてる。何が「食べ物」で、何がそうじゃないんだ… 考えると夜も眠れない…